漁業資源を有効活用
石川・志賀町で党農水部会
先駆的取り組み調査
公明党農林水産部会は20日午前、石川県志賀町の同県漁業協同組合西海支所を訪れ、漁業振興に向けた先駆的な取り組みを調査した。稲津久同部会長代理、中川康洋の両衆院議員らが参加した。
一行は、漁業活性化などを目的に、国の「農山漁村活性化プロジェクト支援交付金」を活用し、2月に漁港内でオープンした回転すし店を視察した。
この回転すし店は、漁港が一望できる店内で、水揚げされたばかりの新鮮な魚が味わえるのが特徴。来店客数は、開店から7カ月超で約4万人にも上る。港内に店舗を構える回転すし店は全国でも珍しいという。
このほか、港内にある直売所では、漁港で水揚げされた四季折々の新鮮な魚が並び、来店者を喜ばせている。
同支所の高岩権治・支所運営委員長は、回転すし店をオープンさせた動機について、「港や海をもっと知ってもらい、おいしい魚を味わってほしいとの思いからだ」と強調。「県内はもちろん、県外から来る人も少なくない」と報告した。
調査を終えた稲津氏は、「すばらしい景観や、おいしい魚といった地域資源を最大限に活用した先駆的な取り組みだ。こうした動きが全国で広がっていくよう国も後押ししていきたい」と語った。
公明新聞:2015年10月21日(水)付